WEBマガジン

ヘッダやメニューをスキップして本文へ直接リンクします

特集:日本の祭り「各地の祭り」 特集:日本の祭り「各地の祭り」

犬山祭(愛知県犬山市)

特集:日本の祭り─山車・山鉾・曳山・屋台行事
各地の祭り

取材協力/犬山市観光協会・福野夜高祭連絡協議会・青柏祭でか山保存会・高山市役所観光課・長浜曳山祭呉服町組・浜崎祗園山笠振興会・祗園祭山鉾連合会・青森ねぶた祭実行委員会・西条市観光振興課・唐津曳山取締会・秩父観光協会・八代妙見祭保存振興会
文/クラス エル マガジン編集部 撮影/滝澤 敏彦 

犬山祭いぬやままつり 愛知県犬山市

400年近い歴史を誇る犬山祭。桜の満開な季節に、国宝犬山城の下で13輌の車山やま(※犬山では「車山」と書いて「やま」と呼ばれる)の曳き回しが行われます。
車山は3層からなり、金糸や銀糸で織り込まれた「水引幕」、職人の技が光る彫刻や金工・金具、からくり人形など、絢爛豪華。当時の技術のすいを集めたからくり人形は、犬山城下の針綱はりつな神社で笛や太鼓に合わせて披露され、そのダイナミックな動きは多くの見物客を驚かせます。
また、祭りに関わる人々の衣装や飾りも美しく、歴史と伝統を感じます。

開催時期
4月の第1土・日曜
問い合わせ
犬山観光案内所
Tel.0568-61-6000
春の高山祭たかやままつり山王祭さんのうまつり) 岐阜県高山市

高山祭は、春の山王祭と秋の八幡祭の総称です。豪華絢爛な祭屋台まつりやたいは春には12台、秋には11台が巡行。屋根飾りや見送り幕、純金が贅沢に使われた錺金具かざりかなぐなどが美しい屋台は、動く陽明門とも呼ばれます。飛騨高山を華やかに彩る祭りは日本人のみならず外国人観光客をも魅了しています。

開催時期
4月14・15日
問い合わせ
高山市役所観光課
Tel.0577-35-3145
長浜曳山祭ながはまひきやままつり 滋賀県長浜市

長浜市は、羽柴秀吉が築いた長浜城の城下町として発展し、今でも古い家並みが残ります。
情緒溢れるこの町で行われる長浜曳山祭の最大の魅力は、6〜12歳の男の子たちが演じる「こども狂言(歌舞伎)」です。12基ある曳山のうち4基が狂言が行われる出番山です。厳しい稽古は約3週間。大夫と三味線も入る本格的な演舞は一見の価値があります。
狂言は、神前奉納の時、お旅所たびしょ、大通りなど各所を回りながら4日間で10回近く上演され、気に入った役者や演目を何度も観ることができます。

開催時期
公開日:4月13〜16日
問い合わせ
長浜曳山博物館
Tel.0749-65-3300
福野夜高祭ふくのよたかまつり 富山県南砺市

江戸時代の初期、大火からの復興を願い、福野神明社しんめいしゃに伊勢神宮からの御分霊ごぶんれい勧請かんじょうが行われた際に行燈あんどんを持って迎えたことが始まりとされています。大中小の行燈21本が練り歩き、明かりは妖艶ともいえる世界を描き出します。2日の深夜に大行燈がすれ違う時に行燈を壊し合う「引き合い」は必見です。

開催時期
5月1・2日(宵祭り)・3日(本祭り)
問い合わせ
福野夜高祭連絡協議会
Tel.0763-22-1120
青柏祭せいはくさい 石川県七尾市

高さ約12m、幅約13m、重さ約20tという巨大な山車は、その名もズバリ「でか山」。最大の見せ場は、方向転換の辻回しです。約7mの大梃子おおでこに若衆が乗り、木遣きやり唄に合わせながら、前輪をせり上げて回します。また、綱の引き手は、見物客の飛び入りも可能で、子どもと一緒に楽しむこともできます。

開催時期
5月2日(人形見)・3〜5日(曳山行事)
問い合わせ
七尾市産業部商工観光課
Tel.0767-53-8424
浜崎祗園祭はまさきぎおんさい 佐賀県唐津市

高さ15mもある山笠やまがさは全国でも最大級の大きさを誇ります。電柱を高くすることにより電線に引っかからないようにして、山笠の高さを維持しています。屋形や人形の飾り付けは、毎年違う題材で新しく作られます。前面を「オモテヤマ」、後面を「ウラヤマ」と呼びます。
夏の薄暮の中、たくさんの光を放ちながら3台の山笠が、大漁・豊作・商売繁盛を祈って、浜崎市街地を練り歩きます

開催時期
7月の海の日直後の土・日曜
問い合わせ
浜崎祗園山笠振興会
Tel.0955-56-6937
京都祗園祭 京都府京都市

平安時代から続く祗園祭は、1カ月間にわたって執り行われます。由来は疫病や災害を鎮めるために66本の矛を立てて祈った祗園御霊会ぎおんごりょうえ。始まりは朝延の官祭かんさいでしたが次第に町衆が主体になり、華やかな祭りとなっていったようです。
祗園祭のクライマックスの華麗な山鉾巡行は多くの見物客で賑わいます。以前は1日だけだった巡行ですが、2014(平成26)年からは、前祭さきまつり後祭あとまつりの2回行われるようになり、いにしえの祭の姿を復活させました。

開催時期
前祭:7月14~16日(宵山)、17日(巡行)
後祭:7月21~23日(宵山)、24日(巡行)
問い合わせ
祇園祭山鉾連合会
Tel.075-741-7211
青森ねぶた祭 青森県青森市

夏の風物詩、青森ねぶた祭。ねぶたは七夕祭りの灯籠流しの変形であると言われています。跳人ハネトと呼ばれる踊り手の後に、光り輝くねぶたがやってきます。その後ろには、囃子方が笛、太鼓、手振てぶがねを鳴らして続きます。
ねぶたは毎年、新しく作られ、ねぶた師と呼ばれる制作者が下絵を起こし、立体的に造作していきます。幅約9m、高さ約5mの大きなねぶた。山車の手の込んだつくり込みや絵柄、装飾の見事さは、ど の角度から見ても美しく、迫力があります。

開催時期
8月2〜7日
問い合わせ
青森ねぶた祭実行委員
Tel.017-723-7211
西条さいじょう祭 愛媛県西条市

愛媛県西条市内の4つの神社の例祭の総称です。特に伊曽乃いその神社が奉納する「だんじり」は77台と多く、一堂にそろう様は圧巻です。巡行の締めは加茂川での宮入。神輿しんよとだんじり11台が合図と共にいっせいに川へ入り、祭りが終わらないようにせめぎ合います。川面に映る夕日とあいまって、とても美しい光景です。

開催時期
石岡神社祭礼:10月14・15日
伊曽乃神社祭礼:10月15・16日
問い合わせ
西条市観光振興課
Tel.0897-52-1690
唐津からつくんち 佐賀県唐津市

赤獅子をはじめ、鯛や戦国武将の兜、浦島太郎など、個性的な14台の曳山やま。それぞれの曳山を300人もの曳子ひきこたちがおそろいの法被をまとって曳き、大きな掛け声をあげながら唐津の町を駆け抜けます。
2日の宵曳山よいやまでの提灯に浮かぶ曳山は幻想的。まるで生きているかのようです。3日の御旅所神幸おたびしょしんこうは唐津神社を出発したお神輿のお供として御旅所のある明神台みょうじんだい(西の浜)へ向かいます。この場所は砂地のため大きな車輪が砂に食い込みます。曳子が全力で綱を引く姿を見て、見物客も力が入ります。

開催時期
11月2日(宵曳山)・3日(御旅所神幸)・4日(翌日祭)
問い合わせ
唐津観光協会
Tel.0955-74-3355
秩父夜祭ちちぶよまつり 埼玉県秩父市

秩父は絹織物の産地だったため、「おかいこ祭り」とも呼ばれます。宵宮よいみやでは絢爛豪華な4基の屋台の曳き廻しや曳き踊りが行われ、祭りを盛り上げます。大祭たいさいは、2基の笠鉾と屋台が提灯をかかげながら巡行します。2日間で約6,000発の花火が打ち上がり、師走の夜を彩ります。

開催時期
12月2日(宵宮)、3日(大祭)
問い合わせ
秩父観光協会
Tel.0494-21-2277
八代妙見祭やっしろみょうけんさい 熊本県八代市

八代神社(妙見宮みょうけんぐう)の秋の祭礼です。神幸しんこう行列(お上り)には、獅子や亀蛇きだなど40もの出し物が絵巻さながらに市内を練り歩きます。9基ある笠鉾は、ほかに例のない八代独特の形をしており、 約300年前から当時の姿で現存しています。
笠鉾は保管が難しく、祭りが終わるとすぐに解体され、翌年まで眠りにつきます。

開催時期
11月22日(御夜)・23日(神幸行列)
問い合わせ
八代妙見祭保存振興会
Tel.070-5819-8246

3月のウェブマガジン限定プレゼント

3月のウェブマガジン限定プレゼント
【1名様】めんぱ小判弁当(合わせフタ 漆)

妻籠宿の「あぶらや」さんは、木曽ひのきを使った木工製品などを扱うお店。そこのオススメは曲わっぱの「めんぱ」。通水性があり、ご飯が悪くなりません。
※めんぱとは、木製の曲げ物の弁当のこと。
サイズ: 長さ15.5cm、幅9cm、深さ4.5cm

応募締切 2020年3月31日(火)

  • ご応募は1名様1回までとさせていただきます。
  • 当選発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。
  • 重複応募の場合は無効とさせていただきます。
ご応募いただきありがとうございました。