夏場の疲れが髪に出る！？今スグ始めたい秋のヘアケア術。

夏も終盤になると、暑さからくる疲労や食欲不振、夜の寝苦しさによる睡眠不足などが積み重なって、身体はすっかりお疲れ状態…。でも、その疲れでダメージを受けているのは身体だけではありません。

あまり実感がないかもしれませんが、実は髪と頭皮も相当のダメージを受けています。

夏場に大量の紫外線を浴びた髪は、組織を構成するタンパク質が変質し、髪の表面を覆って保護の役割を果たすキューティクルがはがれやすい状態になっています。そのため、普段以上に切れ毛や枝毛が増えたり、パサつきやツヤ不足といったトラブルも多くなります。

また、頭皮は肌の日焼けと同じで、紫外線を浴びた後は潤いやハリ不足が起こりやすくなります。さらに冷房による冷えで血行不良になったり、暑さゆえの食欲不振で栄養が不十分になったりすることで健康状態が損なわれがちです。言わば、頭皮も夏バテで弱った状態なのです。

こういったダメージを放っておくと、これから迎える秋に深く後悔するハメになるかも知れません…。

秋は髪が夏毛から冬毛に入れ替わるため、もともと抜け毛が多い季節なのですが、その抜け毛がいつも以上に増える可能性は十分あります。また、弱った頭皮が顔の皮膚を支えきれず、フェイスラインのたるみを引き起すことも考えられます。

そうならないためにも、今のうちから髪と頭皮をいたわるヘアケアを取り入れていきましょう。

＜　髪と頭皮のための、おすすめヘアケアとその手順　＞

1．お湯でしっかりとシャンプー前の「予洗い」をしましょう！

2．頭皮を「マッサージ」する感覚でシャンプーをしましょう！

3．「トリートメント」で髪と頭皮のダメージ回復を図りましょう！

4．髪と頭皮をきちんと「ドライヤー」で乾かしましょう！

中でも、シャンプー前の「予洗い」は重要なポイントです。予洗いをすると、髪や頭皮の汚れが落ちると同時にシャンプーの泡立ちもよくなります。そうすると、シャンプー本来の洗浄効果が発揮できるだけでなく、泡のおかげでシャンプーの際の髪同士の摩擦によるダメージも軽減できます。

このステップが、今後の美しい髪や健康な頭皮を育てる環境整備につながるので、面倒くさがらず丁寧に行うよう心掛けてください。