スポーツの秋！流行のノルディックウォーキングはいかが？

日中の暑さもひと段落して、随分と過ごしやすくなってきました。「スポーツの秋」とも言われるように、身体を動かすのには最適な季節です。健康や体力維持のために、何か運動を始めたいなぁ…とお考えの方も多いのではないでしょうか？

そこで今回は、年齢や体力、運動能力に関係なく誰でも手軽に始められて、しかも効果的な全身運動が行える「ノルディックウォーキング」についてご紹介したいと思います。

ノルディックウォーキングはポールウォーキングとも言われ、その名の通りポール（棒）を両手に持ちながら行うウォーキングです。もともとは、北欧のクロスカントリースキーの選手たちが雪のない夏場に行っていたトレーニングが始まりだそうです。

ノルディックウォーキングのやり方は、まず手に持ったポールを地面に突きたて、ポールを軸にして重心をかけます。そして腕の力でポールに身体を引き寄せるようにして進みます。この動作を繰り返して前進していくのが基本です。

ポールを使うため、歩行時のバランス維持がしやすく転びにくいだけでなく、足首やひざ、太ももや腰などにかかる負担を大幅に軽減できるという点が大きな特長の1つです。そのため、体力に自信がない方や、ひざや腰などに不安のある方にもおすすめできます。

また、ポールを持つことで自然と背筋の伸びた理想的な姿勢になるばかりか、腕の力も使って歩くことから、下半身だけでなく腹筋や背筋といった上半身が鍛えられるという点も見逃せない特長です。さらに、普通にウォーキングするよりも効果的に全身の筋肉を使うので、身体全体の血液循環が良くなるという嬉しい効果もあります。

ノルディックウォーキングは、場所や季節を問わずどこでもいつでもできる運動ですが、これからの時期は美しい自然を眺めながら行うと、身体だけでなく心も元気になれそうですね。「スポーツの秋」に始めるにはピッタリと言えるかも知れません。