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  • 2015/11/16

ボージョレ・ヌーボー解禁!くわしく知っておいしく飲もう!

11月に入ると、あちこちで目にしたり耳にしたりする機会が増えるボージョレ・ヌーボー。解禁日があることと、赤ワインなのは知っているけれど、それ以上はよく知らない…という方のために、今回はよりおいしく楽しむための情報をお届けしたいと思います。

 

ボージョレ・ヌーボーの解禁日は毎年11月の第3木曜日。今年は11月19日がその日にあたります。名前にある「ボージョレ」は、世界で最も有名なワイン産地のひとつ、フランス・ブルゴーニュ地方にある地区の名称。そして「ヌーボー」は新しいを意味する単語。つまり、ボージョレ地区でその年に収穫したブドウを使って仕込んだいちばんの新酒が、ボージョレ・ヌーボーというわけです。

wine

ワインはその多くが何年も熟成させてから飲み頃を迎えますが、ボージョレ・ヌーボーはマセラシオン・カルボニックという炭酸ガスを注入する特殊な製法で短期間で飲み頃になるように作られています。全体の印象としてはライトでフレッシュ(軽い飲み口であっさりとした風味)。通常のワインよりも苦みや渋みが少なくフルーティな味わいに仕上がるので、できたての新酒でも十分おいしいワインになります。

このフレッシュでフルーティな(あっさりとした果実味のある)味わいを、よりおいしくいただくには飲み方のコツがあります。ひとつめは飲む前に1時間程度、冷蔵庫で冷やすこと。10~15℃くらいの温度の方が味が引き締まってスッキリと飲めます。そしてふたつめはできるだけ早めに飲むこと。時間とともに熟成が進むことはないので、購入後は長くても3ヶ月以内に、栓を開けたらその日のうちに飲みきるのがおすすめです。

 

また、お料理とのマリア―ジュ(相性)を楽しむには、味の濃いものとの組み合わせはNG。なぜなら、ライトなボージョレ・ヌーボーが料理の味に負けてしまうからです。定番の組み合わせともいえるチーズの場合は、クセのないカマンベールチーズやクリームチーズがおすすめです。赤ワインといえば肉料理ですが、薄味で軽めな料理との相性が良いので魚料理にも合わせやすく、意外かも知れませんが和食にもマッチします。旬の魚を焼き魚にして合わせてもいいですね。