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  • 2018/03/15

子供も高齢者も楽しめる!3世代での家族旅行のプランの立て方

3世代家族のポートレート

普段はなかなか時間がとれないからこそ、たまにはゆっくりと家族みんなで旅行をしたいものです。しかし、子供や両親を含む3世代で旅行となると、行き先や準備、家族の体調も考えていつも以上に計画を練らなくてはなりません。

今回は、3世代での家族旅行のポイントについて事例を交えて紹介します。

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家族3世代で旅行に行くメリット

子供を両親の住む実家に遊びに連れていくことがあっても、ゆっくり話す時間がとれないこともありますよね。以下のアンケート調査では、3世代で行く旅行のメリットとして「3世代間のコミュニケーション」を挙げている人が多数でした。

 

※スマートフォン等小さい画面で閲覧されている方は、図を指で拡大してご覧ください。

3generation-travel-plan_1

3generation-travel-plan_2

引用元:Report3 心も財布も大きく開く!? 「3世代旅行」 | くらしHOW研究所

旅行会社のプランには、とっておきのご馳走やメッセージケーキなどのお祝いセットを組み込めるものや、フォトブックで貴重な旅行の思い出を形にできるオプションもあるので、特別な思い出にもなります。プラン次第では、貴重な体験ができるのも家族3世代で行く旅行のメリットです。

 

失敗しない3世代旅行計画の立て方のコツ

失敗しない3世代旅行計画の立て方について、気をつけるべきことをご紹介します。特に体調を崩しやすい高齢者の負担にならないよう、注意をすることが大切です。

年齢と健康状態を把握する

3世代旅行の計画を立てる場合、第一に考えたいのが旅行する人の年齢と健康状況。誰かが無理をしたり、遠慮したりする旅行は、結局は誰も充分に楽しむことができません。

旅行を成功させるコツは、高齢の両親など体が弱い人をベースに計画を立てることです。

これによって、今後の移動手段や観光プラン、宿泊先選びに影響してきます。

旅行先と移動手段を検討する

旅行先を選ぶときは、近場か、思い切ってかなりの遠方どちらかをとる方が好ましいです。中途半端な距離だと旅行手段次第ではかえって疲れてしまいます。

都心を起点にした旅行なら、優れた交通網を利用してすぐにアクセスできる旅行先を探してみると良いでしょう。遠方を選ぶのなら、レンタカーを借りての観光地巡り、のんびり旅行をしたいなら国内クルーズなどもおすすめです。

3世代それぞれの希望をヒアリングする

次に、家族それぞれにヒアリングをして、旅行中でやりたい事や行きたい場所について希望を集めます。

ヒアリングする時のコツは、ガイドブックなどを予め読み込んでおいて、大まかな選択肢やプランを持っておくことです。漫然と「やりたい事ある?行きたい場所は?」と聞いても、初めての場所ではなかなか希望も出てきません。

事前にピックアップしておき「こういう所があるけど興味はある?」「これやってみようか」など、提案しながら希望を募ると、計画がスムーズです。

また、両親の世代の場合はすでに行ったことがあるケースも考えられます。その場合は過去に行ってよかったところなどを聞き出し、プランの中に折り込むと良いでしょう。

旅行のプランを決めていく

3世代旅行を成功させるには、子供世代が充分楽しめることが重要です。子供達が楽しめなければ、両親にとっても良い旅行とは言えなくなります。また、途中でぐずってしまって計画通りにことが進まない可能性も高まってしまうでしょう。

そしてもう一つ重要なのは、無理のない余裕のあるプランを練ることです。

特に高齢者の場合は、移動の疲れで体調を崩してしまうことがよくあります。せっかくの旅行だからと予定をきっちり詰めてしまうと、すべてを回りきれず、ただ疲れただけの旅行になってしまいます。

また小さな子供にとっても詰め込み過ぎは要注意。慣れない環境で疲れが溜まっていると、子供はすぐに体調を崩します。具合が悪くなってしまっては本末転倒ですので、盛り込みたい気持ちをグッと堪え、余裕のある計画を練りましょう。

子供が退屈してしまうことが心配なら、「午前中にアクティビティで楽しんだら、午後は観光地をのんびり散歩」などの切り分けをしたり、一部だけは子供世代・親世代を別行動にしたりするのも良いかもしれません。

大切なのは、旅行先でのイベントではなく、3世代みんなでの良い思い出を作ることです。

宿泊先を選ぶときの注意点

見た目は元気そうに見えても、高齢になると思わぬところでつまずいてケガの原因になってしまうこともあるものです。

特に宿泊先を選ぶ場合は、バリアフリーに対応しているかなど、両親の健康状態に適した場所を選ぶようにしましょう。宿泊先に気を配るだけでも、旅行の負担がグッと軽くなるはずです。

旅行サイトで宿泊先を探すとき、最近では「バリアフリー対応旅館・ホテル」を特集として組んでいるサイトも少なくありませんので上手に利用しましょう。また、サイトだけでわからないことは、遠慮なく電話で聞いてしまうのが良いでしょう。

プールやスポーツ施設などがあり、施設内に長く滞在していても子供が飽きずに楽しめるような場所なら、急な予定変更などにも対応しやすいのでオススメです。

海外旅行ならパッケージツアーがおすすめ

思い切って海外旅行を計画するのもありです。3世代旅行を楽しむなら、飛行機のチケットに宿泊先がセットになったパッケージツアーがおすすめ。セットで購入するため旅行の費用を抑えることができますし、予約段階での手間を省くこともできます。

3世代の海外旅行は、移動の負担が少ない2~3時間程度で渡航できる場所を目安にしましょう。たとえば、台湾やグアムなどやや近場の海外がおすすめです。

旅行の計画を立てるのが苦手な方は、レンタカーでの観光地巡りやアクティビティが楽しめるプラン付きツアーを選ぶのがおすすめです。旅行会社がそれぞれ提案しているモデルプランも参考になります

その他両親への配慮

身体の抵抗力が低下している高齢者は、旅先で突然体調を崩してしまうこともあります。できるだけ旅先でも元気に過ごせるように、いつも飲んでいる薬はもちろん、お薬手帳や保険証の用意はしておきましょう。

いつもと違う場所だとなかなか眠りにつけないという場合もありますから、使い慣れた枕などを持参しておくとさらに安心です。

 

具体的な旅行プラン例

上記でご紹介したコツや注意点を踏まえて、子供・両親の年齢別で考えたい旅行プランの具体例をご紹介します。

両親が若く子供が小さい場合の例

両親が40~60代などあまり高齢ではなく、子供がまだ未就学で小さい場合の旅行計画を考えてみましょう。

子供が小さいことを考慮すると、あまりにも遠い場所への旅行は避けたほうが無難でしょう。移動の負担も少なく、車で数時間程度の場所が適当です。子供が泣き止まない・ぐずるなどもありえますので、大きめの車で移動するのがおすすめです。

宿泊先は、ベビーベッドの貸し出しや離乳食に対応しているところを選ぶと安心。旅行サイトにある「赤ちゃん連れファミリー向けプラン」などを利用すると良いでしょう。

両親が高齢で子供が小学生以上の例

子供がある程度大きく、両親が60~70代の高齢である場合の旅行計画を考えてみましょう。

小学生頃になると食事の好き嫌いが出始め、高齢の両親には食べられない物なども出てきます。そうすると、各世代の好みを尊重した食事を選ぶことは難しくなってきます。そのため宿泊先を選ぶ際は、3世代の食に対応したバイキングがあるかという点に注目するのがおすすめです。

また小学生あたりはいろいろなことに興味がわきやすい時期でもあるので、両親の体調への配慮とバランスを取るのが難しくなってきます。そこで旅行プランを組む際は「みんなで一緒」にこだわらないようにしましょう。

両親だけでのんびり観光できる時間も作りつつ、3世代みんなで楽しむ時間も作る。メリハリを付けつつ自由度の高い計画を組むことが大切です。

また、現代の60~70代は比較的元気な人も多いです。まず体調が優先ですが、そこまで体調の不安がない場合は思い切って海外を旅行してみるのも良いでしょう。

 

まとめ

3世代での旅行は、家族間のコミュニケーションのきっかけになるほか、子供の成長にもつながります。

成功のポイントは、できるだけ無理のない計画を立てること、両親(または義両親)の体調を考えたプランを立てることです。

普段はなかなか家族3世代で集まれないという家庭こそ、この機会に旅行プランを立ててみてはいかがでしょうか。

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