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  • 2019/02/15

インフルエンザや風邪に強い住環境づくり!ちょっとの工夫で部屋から予防対策

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風邪やインフルエンザというと、冬場のイメージが強いかもしれませんが、9月頃から発症する場合もあります。

毎年、東京都のインフルエンザの流行状況を発表している「東京都感染症情報センター」では、今年は9月4日から情報提供を開始しています。こちらの情報によると、都内の保育所と小学校では、既に集団感染の被害が出ているところもあるとのことです。(※1)

ウイルス感染から身を守るためには、まだ大丈夫と油断せず、早い時期からうがい・手洗いの徹底や予防接種を行うことはもちろん、ウイルスを寄せつけない住環境づくりを意識する必要がありそうです。今回は家庭で簡単に実践できる3つの風邪・インフルエンザ予防策をご紹介します。

 

風邪・インフルエンザの感染経路は3種類

風邪・インフルエンザの予防対策を行う前に、まずは、これらのウイルスがどのようにして体内へ入り込むのか(感染経路)について解説します。感染経路が分かれば、より確実な予防対策を行うことが可能となります。

1.飛沫感染

飛沫感染は、風邪・インフルエンザの感染者が咳やくしゃみをした際、ウイルスを含んだ微粒子(飛沫・ひまつ)を周囲に飛散させることが原因で起こります。

健康な人がこの「飛沫」を鼻や口から吸い込み、ウイルスが呼吸器に付着することで感染が起こるのです。

「飛沫」は粒子が大きく重いため、空気中に浮遊せずにすぐ落下します。そのため、マスク着用を徹底するほか、近距離(1~1.5m)で飛沫を浴びないよう注意することで感染予防ができます。(※2)

2.接触感染

接触感染は、風邪・インフルエンザの感染者が咳やくしゃみを手などで覆った際、手を洗わないままドアノブなどに触れることが原因で発生します。

このドアノブに触れることで手が汚染され、さらにその手で鼻や目に触れると粘膜からウイルスが侵入し、感染が起こるのです。

接触感染を防ぐには、うがい・手洗いを徹底し、のど・鼻などの粘膜や手の指に付着したウイルスが体内へ侵入する前に洗い流すことが重要です。(※2)

3.空気感染

空気感染は、飛沫感染と同じように、感染者がウイルスを含んだ微粒子(飛沫)を周囲に飛散させ、それを健康な人が鼻や口から吸い込むことによってウイルス感染が起こります。

飛沫感染と異なるのは、まず粒子の重さです。空気感染の原因となる「飛沫」は、飛散後に空気中で乾燥することで微粒子(飛沫核)になります。「飛沫核」は軽く、空中を長時間浮遊することができるため、感染者と同じ部屋にいるだけでも空気を介して感染する恐れがあるのです。

もう一つ、飛沫感染と異なるポイントは、飛沫感染でうつる感染症は、風邪やインフルエンザなどであるのに対し、空気感染でうつる感染症は、結核や麻疹(はしか)、水痘(水ぼうそう)などである点です。(※3)

最近では、予防接種の普及によりこれらの感染症患者は減少傾向にありますが、気付かないうちに感染してしまわないよう、日頃から室内をこまめに換気し、温度・湿度の管理に気を配りましょう

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風邪・インフルエンザにかかりやすい住環境とは?

風邪・インフルエンザの原因となるウイルスは、冷たく乾燥した環境では感染力が強まり、逆に高温多湿の環境では感染力が弱まる特性があります。

風邪・インフルエンザが冬場にかけて流行のピークを迎えるのはこのためです。

冬場は室内も暖房の影響でカラカラに乾燥しています。部屋が乾燥すると飛沫も水分が飛んで軽くなるため拡散しやすくなることから、飛沫感染が起こりやすくなるのです。

また、部屋の空気が乾燥すると、のど・鼻などの粘膜の抵抗力も弱まるため、ウイルスが体内に入り込みやすい状態になってしまいます。

風邪・インフルエンザにかかりにくい住環境をつくるには、部屋を乾燥させないことが絶対条件です。

ちなみに、こんなお部屋は要注意です。

・エアコン・電気ストーブを使用している
・加湿器を置いていない
・部屋に窓がない、あるいは換気していない

このなかの1つでも当てはまる場合は、これから紹介する対策方法で住環境を改善しましょう。

 

今日から実践!3つの感染予防対策

1.玄関に「アルコール消毒液」「衣装ブラシ」を常備

風邪・インフルエンザにかからないためには、まず、家の中へウイルスを持ち込まないことが肝心です。

ウイルスは、手や衣類に付着した状態で家の中へ持ち込まれることが多いので、玄関に上着掛け、衣類ブラシ、アルコール消毒液などを用意して、必ず除菌してから入室する習慣をつけましょう。

衣類ブラシやアルコール消毒液で、付着したウイルスを落とすアクションを習慣づけるだけで、ぐっと感染のリスクを下げることができます。(※4)

2.適切な室温・湿度をキープする

インフルエンザウイルスは、「温度20度以上」「湿度50~60%」で空気中での感染力が下がるとされています。(※5)

ただし、どちらか一方のみの基準を満たすだけでは、ウイルスの感染力は下がらないので要注意です。

例えば、温度を上げようとしてエアコンやオイルヒーターを長時間使用すると、湿度が下がるため、逆にウイルス感染しやすい環境になってしまいますし、加湿器を使って湿度を上げすぎると、今度は細菌やカビ、ダニが育ちやすくなる恐れもあります。

そのため、重ね着をして温度調節をしたり、部屋に観葉植物や濡れタオルを置いて湿度調節したりするなど、機械に頼らない工夫で適温適湿を保ちましょう

自宅の温度や湿度が分からない場合は、家電量販店などで販売されている「温湿度計」が便利です。

3.1時間に1回換気をする

万が一ウイルスを室内へ持ち込んでしまった場合も、こまめに換気を行っていれば、風邪・インフルエンザの感染率をぐっと下げることができます

換気をすると、ウイルスを室外へ出せるだけでなく、室内の乾燥した空気も入れ替えることができるので一石二鳥です。1時間に1回を目安に換気を行いましょう。部屋に窓がない場合は、空気清浄機を利用する手も。

流行する風邪・インフルエンザウイルスの種類は毎年変化するので、ワクチンを接種したからといって100%防ぎきることはできません。

ワクチン接種に加えて、手洗い・うがい・アルコール除菌といった、ウイルスを自宅へ持ち込まない対策と、加湿・換気といった住環境面の対策で、家族をウイルス感染から守りましょう。

 

まとめ

感染する理由から考えて、適切な対策をすることが大切です。そうすれば、ちょっとした工夫をするだけで、風邪やインフルエンザへの予防対策はできてしまいます。

寒さもこれからが本番。病気は未病のうちから対策するのが大切と言われますので、ぜひ今日から対策を始めてみましょう。

参考
※1)東京都感染症情報センター » インフルエンザの流行状況(東京都 2017-2018年シーズン)
※2)インフルエンザはどうやってうつるの? | 福岡県感染症情報
※3)空気感染で要注意な感染症は?:朝日新聞デジタル
※4)訪問看護師が教える! インフルエンザ予防のポイント:朝日新聞デジタル
※5)室温・湿度管理でインフル予防 20度以上、50~60%が理想|ヘルスUP|NIKKEI STYLE

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