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オーナー様のお店探訪

  • 2017/01/06

梅干しを食べるのは健康にいいから。 だから、本当に体にいいものを作りたい。

長谷川醸造株式会社 山梨県南アルプス市

果樹王国・山梨県は、小梅の生産量も日本有数。県特産の「甲州小梅」を原料に用い、梅干しを製造する南アルプス市の長谷川醸造の4代目当主、長谷川正一郎様が目指すのは、おいしくて安全・安心な食品を通した地域貢献です。

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天日干しを終え、樽の中でじっくり熟成される梅干し。原料となる「甲州小梅」は、地元南アルプス市をはじめ山梨県内各地から集められた選り抜きのもの。

 

 

■梅を高く買うことが地域貢献になる

小梅の品種の中でも種が最も小さく、果肉が厚い甲州小梅。「それを原料にできる私たちは恵まれていますよね」と長谷川様は目を細めます。

1906(明治39)年に味噌・醤油の醸造業としてスタートした長谷川醸造が、先代の父、清一様の主導により本格的な梅干し作りに着手したのは昭和40年代半ばのこと。しょうゆ醸造が機械化され、大手との価格競争に巻き込まれたことなどが原因でした。

甲州小梅を、しょうゆ作りで培った独自の技術で漬け込み、梅干しとして売り出すと売り上げは順調に伸び、やがて主力商品になりました。しかし、13年前、清一様が社長のまま亡くなります。

この時、長谷川様は39歳。小学3年時の作文に「日本一のしょうゆ屋になる」と書き、大学卒業後から家業を手伝っていたものの、「すごく不安だった」と振り返ります。手探りで経営を進める中で目標に掲げたのが、「農家から、材料としての梅を日本で一番高く買い取る」というものでした。

「父は『農家とともに』『地域のために』とさかんに言っていましたが、私は梅を高く買うことこそが地域貢献になると考えたのです」。この目標を公言していると、自然と質のよい小梅が集まり、さらにおいしい梅干しが作れるようになったそうです。

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初夏から初秋にかけ、3日3晩にわたって行う天日干し。甲府盆地に降り注ぐ強い日差しと昼夜の大きな寒暖差によって余計な塩分が流れ落ち、味は少しずつまろやかに。

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小梅は、南アルプスの伏流水で丁寧に洗浄した後、巨大な浴槽のような容器(水色)で塩漬け。梅干しの場合、水は加えずにメキシコ産のミネラル原塩のみで約40日間漬け込みます。

■良質の小梅を求めて農家に肥料を配る

長谷川様がレオパレス21と出会い、賃貸住宅経営を始めたのは10年ほど前。お父様が残した甲府市内の土地に1棟目を建て、その3年後には2棟目を建設しました。

「賃貸経営を自前でやると、オーナーは入居者が出入りするたびに一喜一憂しないといけません。一括借上げなら、その心配をしなくて済むので本業に集中できます」クラスエルの幹事も務め、懇親会にはご家族4人で出かけているそうです。

そして、お父様の「うまいものを作れば売れる」という口癖も教えとして引き継ぎました。小梅の代金は、梅を漬け込んだ後、封筒入りの現金で手渡しますが、その際、肥料の鶏糞も配るのだとか。実を育てて疲れた梅の木に栄養を補給する「お礼肥」のためで、これを数年続けた結果、不作の年に他社が梅の仕入れに苦労したのに対し、長谷川醸造では例年の8~9割の量を確保できたそうです。

「いい循環だなと思いました。私どもが配った肥料をまいてできた小梅は、必ずまた当社に納めてもらえる。それを期待して配った訳ではありませんが、それが人情ですよね」 おいしい梅干しを作りたい。その情熱も長谷川様は日本一かもしれません。

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塩分11~12%の「信玄小梅ぼし 昆布漬」や、早摘みの小梅を使った「カリカリ小梅」など商品はバラエティ豊か。梅干しに味をつける天然素材中心の調味液は、長谷川様が26年前に考案したもので、昆布は北海道日高産を使用。

オーナーのご子息で社長の長谷川 正一郎様

長谷川醸造株式会社

住所:
山梨県南アルプス市鏡中條3481
TEL:
055-282-1516
FAX:
055-282-1704
HP:
http://www.umeume.co.jp/

※紹介店舗に関するお問い合わせについては、上記URL、またはお電話よりご確認ください。
※オーナー様と掲載者様のやり取り等で発生した問題等については当社は一切責任を負いかねます。

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※応募受付は終了しました。