オーナー様のお店探訪
- 2017/10/04
生産者と消費者をただ繋ぐだけでなく、すべての人が幸せになれる食卓づくりを目指しています。
■BEST SEASON FOOD株式会社 埼玉県さいたま市
平成20年に設立し、今年9年目を迎えるBEST SEASON FOOD株式会社。食材卸業として毎朝市場から新鮮な旬の食材を厳選し飲食店へと提供する、というところまでは一見ほかの業者と変わりませんが、この会社の驚くべきは生産者と消費者を常に思いやることで生まれたサービスの数々。
オーナーのご子息・三ツ木邦治さんが目指すのは、安全且つ安心な食材を提供することで「楽しい食卓」を守ること。シンプルではあるけれど、そこには三ツ木さんの熱い思いが秘められています。
■農家のやりがいと飲食店の差別化
若手生産者の方から「こんな野菜を作ってみたい!」という声は聞くものの、実際に新種の食材を作るとなると、手間もかかれば売れないというリスクもあり、なかなか踏み出せないというのが現実。
そのため、農家の方は確実に売れる当たり障りのない食材を作ることになり、やりがいは失われ、飲食店に並ぶメニューも同じようなものばかりという悪循環が生まれていることに気がついたそうです。
■「煉(れん)大宮店」の開業
若手生産者のやる気とアイデアを無駄にしないよう、モデル店舗として市場に「煉(れん)」という飲食店を開業。
自社農園「ベストシーズンファーム」で採れた自慢の野菜や、市場で卸した新鮮な食材を持ち寄り、その時期に合ったメニューをシェフと三ツ木さんとで考案してお客様に提供してきました。
そこで得たお客様の反応や意見を参考に、生産者に飲食店が求める食材を提案します。一方で、飲食店側には新種食材を使った一風変わったメニューを考案。また、形の悪いものやとれすぎた食材の活用法も熱心に考え、生産者の負担を軽減し、飲食店にもできるだけコストを抑えて提供するという両者に嬉しいサービスを行ってきました。
食材の利用法をお店で試して生産者にフィードバックするという、テストマーケティングとも言える大胆な煉の取り組みは、次第に口コミで広がり、一般のお客さんはもちろん、現在は生産者や飲食業者の方が県外からも訪れるまでになりました。
■新種食材の反響は・・・
見栄えもよく、調理の手間もいらない野菜はないかと提案されて出来たのが「茹でずに食べられるオクラ」。生で食べられることもそうですが、赤や黄色など市場には出回らないカラフルな色合いに飲食店側も思わず笑みを浮かべたとか。野菜スティックや前菜の盛り付けに使用され、テーブルを華やかに彩ります。
■三ツ木さんの思い描く理想のカタチ
創業当初は飲食店の方に「こんな野菜がありますよ」と提案していたのが、現在は飲食店側から「こんな野菜がほしい、作ってよ!」と要望をいただけるまでになったそうです。
「自社と生産者と飲食店の三者間でコミュニケーションがとれるようになり、信頼関係を築けてきたのが実感できています。やっと理想がカタチになってきました」と三ツ木さん。生産者と飲食店をつなぐことで、結果的に消費者も幸せになるという信念のもと、「楽しい食卓」づくりに力を注ぐ三ツ木さんはじめスタッフの方々の今後の活躍が楽しみです。
■メニュー紹介
■オーナーズライフ限定クーポン
「煉(れん)大宮店」ご飲食代10%OFF! こちらの記事をお店で提示していただいた方全員に、煉(れん)大宮店でのご飲食代を10%OFFさせていただきます。
産直地魚と農園野菜 煉(れん)大宮店
- 住所:
- 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-10-15 シーノ大宮センタープラザ1F
- TEL:
- 048-650-3075
- 営業時間:
- ランチタイム 11:00 〜 14:30(L.O. 14:00) ディナータイム 17:00 〜 24:00(L.O. 23:00)
BEST SEASON FOOD株式会社
- 住所:
- 埼玉県さいたま市北区吉野町2-226-1(大宮市場内)
- TEL:
- 048−729−4153(FAX同じ)
※紹介店舗に関するお問い合わせについては、上記URLよりご確認ください。
※オーナー様と掲載者様のやり取り等で発生した問題等については当社は一切責任を負いかねます。
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