2014/08/18
奥行き感のある写真の撮り方。連続している被写体を使ってみましょう。
一眼レフカメラご愛用者の方も、コンパクトデジタルカメラでの撮影でも取り入れられる、
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ぜひWEB写真講座のテクニックを皆様の作品撮影にお役立てください。
夏休みももう残りわずか。思い出の景色を美しく残すコツをご紹介します。
楽しい夏休みもアッという間。残すところあと少しですね。
この夏の思い出に、旅行先などの景色を記念に残されてみてはいかがでしょう。
今回は風景を撮影する時の参考になる「奥行き感のある写真の撮り方」についてご紹介します。
壁や道、海岸線など、連続していて一直線で結べる被写体を選びます。
写真の点線のように、奥に向かって細くなっていくものや、連続していて線でとらえられるものであればOKです。
カメラを覗きながら、線の始まりを決め、その線が画面の奥に続いていくことをイメージしてください。
その線がだんだん細く(小さく)なることを意識して構図を決めると、
自然と手前が太く(大きく)奥が細く(小さく)なり、簡単に奥行き感のある写真になります。
いつもの構図
風景などを撮影する際、画面にキレイに入れることを意識して撮ることが多くなります。もちろん、これでもキレイですが……。
被写体を線でとらえた構図
写真は、鳥居の連なりと石畳の線を意識しているもの。
手前が太く奥が細くを意識して、線でとらえられる被写体を構図に入れるだけで写真に奥行き感がでてきます。
連続する線でとらえられる部分が短い
連続する線でとらえられる部分が長い
今回のポイント!
それぞれ撮影する時に意識した線の違いです。左の写真は線でとらえている部分が短くなっています。
右の写真は、線でとらえている部分が長く、また、線でとらえられる部分が多いので効果的に奥行き感を表現してくれています。
風景を撮影する際に、今までと違った被写体の見方を持つことで、同じ景色でも表現の幅がぐっと広がります。
前回の、クロスポイントの位置にモデルを置き、今回のような奥行き感のある風景と合わせて撮影してみても今までと違った作品が残せるかもしれません。ぜひ試してみてください。
撮影協力 根津神社(東京都文京区根津1-28-9)
根津神社は今から千九百年余の昔、日本武尊が千駄木の地に創祀したと伝えられる古社であり、江戸時代五代将軍徳川綱吉は世継が定まった際に 現在の社殿を奉建、千駄木の旧社地より御遷座した。御社殿は、権現造りの本殿・幣殿・拝殿・唐門・西門・透塀・楼門の全てが欠けずに現存し、 国の重要文化財に指定されている。
講師:河合克成(かわいかつなり)
1976年福岡生まれ。東京造形大学後、London College of Printing (現London college of communication)にて写真を学ぶ。フォトグラファー和田惠に師事後、独立。現在、広告・アーティスト・ファッションの分野で活躍中。
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