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2014/09/16

[ 逆光 ]を利用して自然の情景を切り取ろう。光の表現力の幅を広げましょう。

一眼レフカメラご愛用者の方も、コンパクトデジタルカメラでの撮影でも取り入れられる、
ちょっとした撮影テクニックをご紹介する「WEB写真講座」。
スマイル応援キャンペーンを始め、クラス エルでは写真を使用した様々なコンテンツやイベントを企画してまいります。
ぜひWEB写真講座のテクニックを皆様の作品撮影にお役立てください。

木々が鮮やかに色付く秋本番に向けて公園を散歩しながら、自然を美しく撮る練習をスタート。

撮影する時の光の向きを大きく2つに分けて[順光]と[逆光]があります。
[順光]は、被写体に光を当てるため、カメラマンの背中側に太陽(光)がある状態をいい、 [逆光]は撮影する被写体側の背中側に太陽(光)があり、カメラマンが光の方向を向いていることを言います。
一般的に[逆光]は、人物などを撮影する際は、顔が陰になってしまいますので、 よくない光の向きとされていますが、 撮る被写体によっては、逆光がいいアクセントになることも。
特に、自然の木々などの場合は、太陽の光に照らされた紅葉の色彩が強調され、 その時の日差しの明るさも一緒に残すことができます。
それでは逆光が素敵な演出をしてくれたシーンをご紹介します。

順光で撮影した場合
<カメラマンの背中側に太陽(光)>

キレイな青空と木々の葉を撮影する場合、このままでももちろんキレイですが

逆光で撮影した場合
<被写体の背中側に太陽(光)>

同じ木を[逆光]で撮影してみると 光の強さで葉の透け感が表現され、空の色との コントラストがグッと臨場感をアップしてくれます。

カメラにズーム機能がある方は、もっと葉によってみるのもおすすめです。

撮影時のポイント

太陽を直接見ると目を傷める場合がありますので注意して撮影してください。被写体の後ろに太陽がくるポイントを探して、被写体に太陽を隠しながら撮影するようにしましょう。

いかがでしたか?
写真を撮る際には、もちろん基本的なルールも大切ですが、 美しいと感じた瞬間に臆せずシャッターを切ってみるのが、いい作品を残せるポイントです。
シャッターを切った数だけ、いい写真が残せるというものですね。
秋には紅葉が始まり、美しい大自然の被写体が増える季節。
みなさんどんどんカメラに収めてみてください。

講師:河合克成(かわいかつなり)
1976年福岡生まれ。東京造形大学後、London College of Printing (現London college of communication)にて写真を学ぶ。フォトグラファー和田惠に師事後、独立。現在、広告・アーティスト・ファッションの分野で活躍中。