2015/10/01
風邪や乾燥肌予防に役立つ、秋の養生煮込み
風邪や乾燥肌予防に役立つ、秋の養生煮込み
冬に向けた体づくりをしたいこの季節には、旬のさつまいもを。黄色い色はβカロテン。ビタミンCもたっぷり含まれるうえ、黒こしょうやナツメグと煮込むことで風邪予防、血行促進、代謝活性、整腸などさまざまな効果が期待できます。うま味出しの肉は、鶏の骨つき肉がおすすめ。コラーゲンが乾燥しやすい肌をすこやかに守ってくれます。
さつまいもは、ぜひ皮ごと食べたいもの。盛りつけたときの彩りになり、
皮部分に含まれる抗酸化成分のポリフェノールも摂取できます。
材料(2~3人分)
鶏手羽元10~12本/さつまいも中1/2本/玉ねぎ1/2個/ベーコン2枚/小麦粉大さじ1/生クリーム1/2カップ/ナツメグ少々/塩・こしょう・粗びき黒こしょう・パセリ各適量/サラダ油小さじ2
【A】白ワイン1/4カップ/水1と1/2カップ/固形コンソメ1個/ローリエ1枚
① 鶏手羽元はフォークで皮に穴をあけ、塩小さじ2/3、こしょうを全体にふります。さつまいもは皮ごと厚さ1.5cmの輪切りにし、水にさらします。玉ねぎは縦薄切り、ベーコンは5mm幅の細切りにします。
② 鍋にサラダ油小さじ1を入れて強めの中火で熱し、水気を拭いた鶏手羽元を皮目から焼きます。こんがり焼けたらいったん取り出し、鍋に残っている脂をペーパータオルで拭き取り、サラダ油小さじ1を入れ、弱めの中火で玉ねぎ、ベーコン、水気をきったさつまいもを炒めます。玉ねぎがしんなりしたら小麦粉を加え、粉っぽさがなくなるまで炒め合わせます。
③ 鶏手羽元を②に戻し入れ、【A】を加えて強火にします。沸騰したら火を弱め、ふたをして弱めの中火で15分ほど煮込みます。さつまいもが柔らかくなったら火を止め、生クリームを加えて弱火にします。とろみがついたら火を止め、塩、こしょう、ナツメグで味をととのえます。
④ 器に盛り、粗びき黒こしょう、粗みじん切りしたパセリを散らします。
監修 飯田充代 いいだみちよ
1961年生まれ。青山学院大学卒業。フラワー、健康、食など暮らし全般の快適を考える記事づくりを手がけるフリーエディター&ライター。月刊雑誌『100歳まで美しく強く生きる 毎日が発見』(角川書店)で「一坪食堂」コーナーを担当。構成・編集とともにレシピ、調理も手がけた。ドクターが提案する健康食本の制作も。
料理・撮影協力 永倉いちず えいくらいちず(フードスタイリスト、料理家、栄養士)
取材協力 佐藤由香 さとうゆか(フリーエディター)
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