1. トップ
  2. ウェブマガジン
  3. 暮らしをお得に、もっと楽しく
  4. 暮らしに役立つ
  5. アロマのナチュラルパワーで残暑を爽やかに乗り切る

WEBマガジン

ヘッダやメニューをスキップして本文へ直接リンクします

アロマのナチュラルパワーで残暑を爽やかに乗り切るアロマのナチュラルパワーで残暑を爽やかに乗り切る

香りで心と身体を癒す

アロマテラピーは、最近では、若い女性の間だけでなく、医療や介護の現場でも注目されています。例えば、脳卒中の後遺症による麻痺まひや、がん末期の痛み、認知症、あるいはうつ病などの症状緩和に効果があることが分かってきたからです。
天然植物の優しい香りが脳に直接働きかけて、不安やあきらめに支配された心を癒やし、その結果、身体の緊張がほぐれ、体内バランスが整い、さまざまな症状を和らげることにつながるからです。

鼻と皮膚から吸収する

アロマテラピーは、香りの高い植物の各部分から抽出した精油(油溶性の活性成分)を用いる自然療法です。1930年代にフランスで始まり、ヨーロッパ全土に広がりました。
精油を体に吸収するルートは主として4つ。 ①嗅覚ルート(鼻から嗅ぐ) ②気管ルート(吸入) ③皮膚ルート(マッサージや入浴・足浴) ④腸管ルート(飲む、座薬)の4つです。ただし、気管と腸管ルートは、処方を誤るとトラブルを起こす危険性もあるため、ここでは、安全に、かつ高い効果が得られる嗅覚と皮膚から吸収する処方をご紹介します。
まずは最もポピュラーで、価格も手頃なペパーミントとラベンダーから始めてみませんか。夏はアロマの底力を知る絶好の季節。アロマを味方につけて、元気に爽やかに乗り切りましょう。

ペパーミントで即効性を狙う

ペパーミント

ペパーミントの特長は、なんといっても主要成分のメントールがもたらすあの清涼感。鼻から直接、香りを吸い込みましょう。
夏のだるさやほてりなど不快な症状を一瞬にして鎮めてくれます。

大脳辺縁系
大脳辺縁系

五官のうち大脳辺縁系にダイレクトに信号が伝わるのは嗅覚だけ。大脳辺縁系は記憶と感情を司る場所。精油の香りを嗅いだとたん、爽やかな気分が全身に広がります。

処方①|小皿に1滴
精油を染み込ませたてティッシュを胸元に置けば、さらに効果が高まります。

深めの小皿にお湯を張り、精油を1、2滴垂らして枕元に置きましょう。熱帯夜の寝苦しさを緩和してくれます。

処方②|ハンカチに香りづけ
香りを拡散させるための専用のスティックがありますが、身近にある紙片でも代用できます。

精油を染み込ませたスティックや紙片をハンカチに挟み、香りを移します。汗を拭くたびに香りが脳を刺激し、気分をリセットすることができます。夏バテによる食欲不振にも効きます。

ラベンダーでじわじわ体質改善する

ラベンダー

すがすがしく甘い香りが特長のラベンダー。
夏の太陽に育くまれた花や茎葉から抽出した精油は自然の力がみなぎり、鎮静、鎮痛、殺菌、抗炎症など幅広い目的に使われています。

処方③|熱めのお湯で足浴
熱めのお湯で足浴

ちょっと熱めの、40度前後のお湯に、精油を1、2滴垂らします。皮膚から吸収された香り成分が血液の循環を促し、冷えやむくみを取ります。1週間くらい続けるうちにじわじわ効果が現れてきます。

三陰交さんいんこう
三陰交

冷え・むくみのツボ「三陰交」まで浸けましょう。
陰の気を陽の気であるお湯で温めると、さらに効果が高まります。

足三里あしさんり
足三里

足浴しながら、「足三里」を押しましょう。
芭蕉の「おくのほそ道」にも登場する健脚のツボです。

手の平の中心を膝頭に当て指先をコンパスのように外側に回し中指が当たる位置が「足三里」です。

処方④|アロマミルクで全身浴

アロマのお風呂を楽しむ際は、乳化剤で精油とお湯をなじませるひと手間をかけましょう。牛乳を乳化剤として使えば安心です。お湯の温度はぬるめがお薦め。アロマ効果は足浴と同じです。

少量の牛乳に精油を4、5滴垂らしてよく混ぜ合わせ、バスタブに溶かし込みます。
全身浴
アロマオイルの取り出し方

取り扱いは優しく!

ドレッシングのようにボトルを振るのは厳禁!
アロマはとても繊細。 ドロップ用の内栓から自然に滴が 落ちてくるのを待ちましょう。

『介護アロマテラピー入門 〜香りでこころとからだを癒す〜』

『脳が若返る快眠の技術』

(浅井隆彦著・厚生科学研究所刊)2,592円(税込)

介護看護の専門職から一般の方々まで幅広い対象者に向けて書かれたアロマテラピーの入門書。親や家族の介護はもちろん、自身の健康維持のためにも役立つ1冊です。