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オーラルフレイを見逃さず口元を鍛えて老化をストップ!オーラルフレイを見逃さず口元を鍛えて老化をストップ!

老化は口から始まる

心身の衰えのことを専門用語で「フレイル」と呼びます。最近、このフレイルの一つである「オーラルフレイル(口周りの機能の衰え)」が注目されています。

オーラルフレイルは、心や体のフレイルより前に表れる警告サインのようなもの。オーラルフレイルに早めに気づき、適切な対応をすれば口周りの衰えはもちろん、心や体の衰えにもストップをかけることができ、健康を取り戻せることが分かってきたからです。

共食きょうしょく」のススメ

オーラルフレイルは、「滑舌かつぜつが悪くなった」「食べこぼすことがある」「食事中にむせることがある」「噛めないものが増えた」など、ささいな変化から始まります。病気というほどの症状ではないものの、こういう症状が出てくると、友人と外食したり、おしゃべりしたり、カラオケを楽しんだりするのがちょっとおっくうになりがち。実は、オーラルフレイルから始まるこうした「社会とのつながり」や「生活の広がり」などの後退こそが、心や体の老化を加速させる大きな要因となります。

ある研究調査によれば、一人で食事をしている人は、複数でおしゃべりしながら食事をしている人より、認知症の進み方が4倍速いという結果が出ています。「口」と「社会」と「心身」の関係は一見遠そうに見えて、実は密接な関係にあるのです。

オーラルフレイルは老化の警告サイン

もちろん基本は毎食後のオーラルケア

  1. 適切な治療
  2. 毎食後のオーラルケア
  3. 歯医者さんで定期的に口の状態をチェック

※詳細は「いつまでも健康⑩:口の中はカラダの健康バロメーター 歯磨きは長寿の秘訣」をご覧ください。

共食きょうしょく」が、フレイルの進行を止める!

誰かと一緒に食事をすると、普段は食べない食品を口にする機会が増え、栄養の偏りを防ぎ、結果として健康な体をつくることになります。また、おしゃべりを楽しみながら自然に滑舌が鍛えられ、唾液が出やすくなって咀嚼そしゃく力もアップします。オーラルフレイルの進行が止まれば、人と会うのが楽しみになり、心も体もますます元気になっていく良循環が始まります。

共食

「パタカラ体操」「舌力アップ体操」で口周りの筋力アップ!

パタカラ体操

唇をしっかり閉じ、「パ」と破裂させるように発音します。
唇を閉める筋力を鍛え、食べこぼしを防ぎます。

舌を上あごにしっかりくっつけて発音します。
食べ物を押しつぶしたり、口の奥へ運ぶ力を鍛えます。

舌を喉の奥の方へ引いて発音します。
食べ物を食道へ送り込む力を鍛え、誤嚥ごえんを防ぎます。

舌を上の前歯の裏にしっかりくっつけて発音します。
食べ物を喉の奥へ運ぶ力を鍛えます。

唇や舌を思いっきり動かし、早口言葉のように10回繰り返しましょう。

最後はこの言葉で締めましょう。

舌力アップ体操

肺炎で亡くなる高齢者の7割は誤嚥ごえん性肺炎といわれます。舌を鍛えると飲み込む力がアップし、誤嚥を起こしにくくなります。

食事前は準備体操を!

①前に突き出す
②喉の奥に引っこめる

③左右の頬に押し当てる

④グルッと回す

体操の効果

  • 噛む力・飲み込む力の回復
  • だ液の分泌の促進
  • 口呼吸が鼻呼吸になり口腔内の乾燥を防ぐ
  • はっきり発音できるようになる
  • 入れ歯が安定する
  • 表情が豊かになる

監修/横山京介

歯科医師・歯学博士(歯周病学専攻)。鶴見大学歯学部卒。日本大学歯学部附属歯科病院を経て、現クリニック院長に就任。
日本歯周病学会会員 歯周病認定医、日本顎咬学会会員 咬み合わせ認定医、日本歯科保存学会会員、日本口腔インプラント学会会員他。
http://www.sankikai-dental.com