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中高年で増加中の「無呼吸症候群」をオンラインで診療&治療中高年で増加中の「無呼吸症候群」をオンラインで診療&治療

「いびき」に要注意!

家族からいびきがうるさいと言われることはありませんか?日中に強い眠気に襲われることはありませんか?もし、思い当たるなら、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」を疑ってみる必要があります。

SASは、睡眠中に頻繁に呼吸が止まったり、低呼吸(いびき)になったりする病気です。その多くは、空気の通り道である気道がふさがるか、狭くなることで起こる「閉塞型SAS」とみられます。肥満傾向にある40〜60歳代の男性に多く、女性でも閉経後に発症する人が増えます。

SASがもたらす日中の強い眠気は、倦怠感や集中力の低下など日常生活の質の低下につながるだけではありません。作業ミスによる労働災害や、居眠り運転による交通事故などを引き起こす危険性もあります。実際、SASの患者は健常者の約7倍も交通事故を起こしやすいという調査結果もあります。

通院不要のスマホ診

にもかかわらず、専門医による診断・治療を先延ばしにしている〝隠れSAS〟が大勢いるのが現状です。「診療までの順番待ちが長い」、「予約しても待たされる」、「通院する時間がない」などがその理由のようです。こうした不満を解消してくれるのが、コロナ禍でも注目され始めたオンライン診療です。

 SASの基本情報と併せて、オンライン診療の先駆けとなった「Dクリニック東京ウェルネス(旧つなぐクリニックTOKYO)」が提供している、①待ち時間なし ②通院不要 ③保険適用などを実現した「スマホ診」についてもご紹介します。

なぜ気道が狭くなる?

SASの多くは、気道が狭くなることによって起こります。主には肥満や加齢による筋肉の衰えなどが発症のきっかけとなりますが、あごの形態など日本人の身体的特徴もSASを発症しやすい原因の一つといわれています。

①筋力の低下(加齢など)
②舌が重い(肥満など)
③あごが小さい、引っ込んでいる
④口呼吸 など

健常な人でも、仰向けで寝ると重力で舌が落ち込みやすくなり、気道を狭める危険性が高まります

SASを知らせる症状

いびきをかく
いびきは、空気が気道を通るときの振動音。気道が狭くなっていることを知らせる警告音ともいえます。
寝汗をかく
「寝汗をかく」、「寝相が悪い」は、無呼吸の苦しさを示す症状。思わず目覚めて、何度もトイレに行く人もいます。
だるい
SASは本来、脳や体を休めるための睡眠中に、ハードな低酸素運動をしているようなもの。起床時に頭が重い、体がだるいのは当たり前。
日中の眠気
無呼吸や低呼吸によって睡眠が分断されるため、ベッドにいる時間は長くても睡眠時間はいつも不足しています。

治療法は中等症以上はCPAP(シーパップ)

CPAPとは、「持続陽圧呼吸療法」のこと。CPAP装置からホース、マスクを介して気道に空気を送り、常に圧力をかけて気道が塞がらないようにします。

  • 目の悪い人がメガネをかけるのと同じ。SAS自体を治すものではなく、正常な呼吸ができるよう助ける装置です。
  • 装着した翌朝から熟眠感を実感でき、日中の眠気も解消されるなど劇的な効果が得られます。

生活習慣の改善も大事

SASは生活習慣病のひとつ。生活習慣の改善のみで治すことは難しいですが、症状を軽減することはできます。

減量
10%の減量で、AHI(無呼吸低呼吸数値)が26%減少したという報告もあります。
横向きに寝る
仰向きに寝ると舌が落ち込みやすくなります。横向きに変えるだけで症状が軽減する場合もあります。
減酒
お酒は筋肉を弛緩させる作用があります。 特に寝酒は控えめに。

オンライン診療「スマホ診」の流れ

Dクリニック東京ウェルネス(旧つなぐクリニックTOKYO)が生活習慣病に特化したオンライン診療を開始したのは2019年。SASの診療を扱う呼吸器内科では草分け的存在です。
sumahoshin.or.jp

生活習慣病の治療が必要な場合は、同クリニックの内科での「スマホ診」を利用できます。また、必要に応じて全国の提携病院を紹介します。

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