イラスト／服部重行

月齢に応じて変化します

ベビーカーには大きく分けてＡ型とＢ型があります。一般に１カ月を過ぎたらＡ型が使えます。赤ちゃんの首を支え振動が少ないのですが小さく折りたためません。お座りできる７カ月以降は、軽くて小さく折り畳めるＢ型が使えます。またＡ型とほぼ同じ３輪タイプも登場。さらに車用のベビーシートをベビーカーに合体できるトラベルシステムは新生児から使えます。

軽量コンパクトさの塩梅

ベビーカーは走りやすさが重要です。砂利道や石畳が多い道を通る場合は、車輪が大きく操作性抜群の３輪タイプがオススメ。ただ３輪やタイヤの大きなＡ型は、重くコンパクトさに欠けます。バスや電車でお出かけするようになったら、小型・軽量のＢ型。ベビーを抱っこして片手で開閉したり、片手で移動したりと自由に動き回れます。

お年寄りは安定性が一番

シルバーカーは安定性が第一。それを左右するのは向きが変わる前輪「キャスター」のロックとブレーキの握りやすさです。また立ち座りもタイヤをロックできると安定し、肘掛があると便利です。座面が大きく安定性の高いボックス、手軽なミドル、軽さのコンパクト、最近は歩行器型のスタビリティもあります。

よく見かける3輪ベビーカーは、段差や溝に強くスマートですが重いので注意。車移動にはオススメです。お手ごろ価格で汎用的なのは、トラベルシステム。車に乗せるベビーシートは新生児からOK。この専用シートをベビーカーに合体すると、7カ月まではＡ型として、以降はベビーカーに乗せＢ型として長く使えます。古くからある一般的なＡ型、Ｂ型も小型軽量に進化しています。

※本ページに掲載の仕様や価格は、2019年10月時点の情報です。

シルバーカーは「どんなときに使うか？」で選びます。お散歩やコンビニに行く程度ならコンパクト〜ミドルタイプ。スーパーに数日分のお買い物に行くならミドル〜ボックスタイプがおすすめ。また前輪キャスターにも注目。固定は安定性重視、稼働は不安定だが動きやすいので足腰の具合に合わせて動き方の切り替えができると便利です。また肘掛付きは立ち座りが楽なので、健康状態に合わせて選びましょう。

※本ページに掲載の仕様や価格は、2019年10月時点の情報です。