いつかはどの家庭にも「相続」が起きる日がやってきます。多くの資産を持つ家では、お子様にいかに引き継ぐか、少しずつ考えていくことをおすすめします。

日本では超低金利が続いているため、預貯金は安全ではありますが、利息はほとんど付きません。

低金利には不満だが、運用するために情報収集や分析に時間を取られるのは困るというオーナー様も多いようです。預金やタンス貯金で「寝かせている」方が多いかもしれません。しかし、投資でお金に「働いてもらう」方法もあります。

米国では、オーナー様のような資産家のための資産運用アドバイザー（ファイナンシャル・プランナー）が多くいて、個人の財産の「かかりつけ医」の役割を果たし、資産家の尊敬を集めています。

奥様やお子様も含めての、ファミリーでの顧問契約も少なくありません。

投資には不安がある方もいるでしょうが、近頃はどの金融機関にも属さずに顧客の側に立ったファイナンシャル・プランナーが増え、お金を生かすためにサポートしています。これらは金融機関のように、担当者が数年におきに代わることはありませんし、より長くよい関係をつくるための仕組みが充実しています。

図3のように、国内外に広く最適バランスで分散投資を行うことにより、リスクを抑えてリターンを継続的にあげていくことが期待できます。また、助言を受けながらじっくりと資産を育てていくこともできます。そして、いざというときには容易に換金可能です。

必要なときに一部換金して、相続が起きるその日まで、無駄なくお金は生かしたいものです。

（図3）
※分散投資：投資先を複数にしてリスクを減らす投資法