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特集:日本のいちめぐり 特集:日本のいちめぐり

市の始まりは物々交換です。毎日、または決まった日に物を持ち寄り、交換することで多くの人が集まるようになり、やがてそこに市場(マーケット)が生まれました。

神社やお寺で行われる縁起を担ぐ市、朝顔やほおづきなど季節の鉢植えを売る市、地元の新鮮な商品が並ぶ朝市。その他市は多種多様、なかには江戸時代から続くものもあります。

この特集では、旅行の途中でちょっと立ち寄りたくなる市を紹介します。

市が立つ

 市が立つといういい方の起源は大宝1(701)年大宝律令たいほうりつりょうにあるともいわれています。そこには「出店に際し、市ではいちくら(店舗)毎に“しるし(看板)”を立て、行名こうめい(商品名)を明記する」、つまり市では品物の名前を書いた看板を立てるようにとあり、市は立つといわれるようになったというのです。

当時は官設の市として平城京、平安京それぞれに東市ひがしのいち西市にしのいちが開かれ、やがて地方の国府こくふにも設けられるようになりました。また、神社仏閣の縁日や祭礼の日に市が立つのは、市が神秘的な霊力に基づくと考えられていたという説があるからです。 

市の開かれる時期をみると、祭礼の日など毎年特定の日に立つ季節の市と、月3回あるいは6回、日を決めて立つものがあります。平安時代からは定期的に月3回立つ三斎市さんさいいちが開かれるようになりました。2日に開かれた二日市や4日に開かれた四日市など、現在でも各地に地名として残っています。

この時代には地方にも多くの市が開かれるようになり、鋳物師いもじや細工人が製品・米・衣料などの日常品を販売するようになりました。

季節の市は盆・暮に必要な飾りや縁起物を売買することから生まれています。東京では盆市を草市と呼び、ゴザ、盆花、ほおづきなど盆行事に必要な品が並びました。暮れの市は、商売繁盛を願う熊手を扱う酉の市や羽子板市などが有名です。

雛市、だるま市、べったら市などのように売っている品物の名前で呼ばれる市もあります。東京・世田谷に立つボロ市は、もともと農具市。農具と共に衣服のつぎ当て用のボロ布を売っていたためこう呼ばれるようになりました。

また、行楽シーズンに開かれる陶器市や植木市、祭日に開かれる骨董市やフリーマーケットなど、多くの人々が市を楽しんでいます。

普段は何もない場所に市場が現れ、人を集めすぐに消える。この非日常感が、扱っている魅力的な商品とあいまって私たちをワクワクさせます。

スライドショーでお楽しみください

羽子板市/東京都

羽子板市/東京都

波佐見陶器まつり/長崎県

波佐見陶器まつり/長崎県

酉の市/東京都

酉の市/東京都

二十四日市/岐阜県

二十四日市/岐阜県

世田谷ボロ市/東京都

世田谷ボロ市/東京都

入谷朝顔市/東京都

入谷朝顔市/東京都

富岡八幡宮骨董市/東京都

富岡八幡宮骨董市/東京都

輪島朝市/石川県

輪島朝市/石川県

七草大祭だるま市/群馬県

七草大祭だるま市/群馬県

べったら市/東京都

べったら市/東京都

中野ひな市/長野県

中野ひな市/長野県

益子春の陶器市/栃木県

益子春の陶器市/栃木県

千日詣りほおづき縁日/東京都

千日詣りほおづき縁日/東京都

勝浦朝市/千葉県

勝浦朝市/千葉県

大館アメッコ市/秋田県

大館アメッコ市/秋田県

大盆栽まつり/埼玉県

大盆栽まつり/埼玉県

取材協力/少林山達磨寺・今宮戎神社・浅草寺・有田商工会議所・波佐見焼振興会・益子町観光協会・備前焼まつり実行委員会
大館アメッコ市実行委員会・高山市商店街振興組合・愛宕神社・入谷朝顔実行委員会・大盆栽まつり実行委員会
楽市楽座・せたがやボロ市保存会・勝浦市観光商工課・輪島市朝市組合・高山市役所観光課・唐津市呼子市民センター
文/クラス エル マガジン編集部 撮影/井上誠・滝澤敏彦

取材協力/
少林山達磨寺・今宮戎神社・浅草寺・有田商工会議所・波佐見焼振興会・益子町観光協会・備前焼まつり実行委員会・大館アメッコ市実行委員会・高山市商店街振興組合・愛宕神社・入谷朝顔実行委員会・大盆栽まつり実行委員会・楽市楽座・せたがやボロ市保存会・勝浦市観光商工課・輪島市朝市組合・高山市役所観光課・唐津市呼子市民センター
文/クラス エル マガジン編集部
撮影/井上誠・滝澤敏彦  

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応募締切 2018年1月31日(水)

  • ご応募は1名様1回までとさせていただきます。
  • 当選発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。
  • 重複応募の場合は無効とさせていただきます。

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